イギリスNEET対策コネクションズ総論 2(完)
今週は、コネクションズのウェブサイトのお話をしています。ウェブサイトからコネクションズサービスの概要を知ることができます。また、コネクションズサービスの中でも重要な位置を占める「コネクションズカード」についても、その概要を説明しています。
■ Connexions Gateway と3つのウェブサイト
コネクションズにもEMA同様、公式のウェブサイトがあります。お役所のサイトだというのに、妙にクールです。若者が気軽に訪問できるサイトにしようという配慮が感じられます。
★ Connexions Gateway
(http://www.connexions.gov.uk/)
Gateway とは玄関のこと。ここから次の3つのサイトに入ることができます。
★ Connexions Direct
(http://www.connexions-direct.com/)
コネクションズに関する総合情報を提供する若者向けのサイトです。このサイトそのものも、コネクションズサービスの一環です。
サイトではNEETを支援するパーソナルアドバイザーとコンタクトをとる多様な方法が紹介されているほか、キャリア、学習、健康、居住、自由時間、働くこと、お金、人間関係、権利、交通その他、NEETに関係ありそうな有用な情報が実に幅広く提供されています。また、イギリスならではなのは、若年障害者に関するコンテンツもあることです(イギリスでは、社会参加していなければ障害者もNEETに含まれます。日本では障害者がニートに含まれるのかどうか、はっきりしません)。
しかし、それだけではありません。中には、Flashゲームやら学校の制服の是非を問う投票やら、いったいこれがNEETと何の関係があるのか、というコンテンツまであります。私が気に入ったのは、Lizzie という謎の女の子のブログです。イギリスのどこにでもいそうな、ごく普通の女の子の日常が綴られています。日本でも、カフェ感覚の「ジョブカフェ」という就労支援施設がありますが(私の地元のジョブカフェは、全然カフェ感覚ではないのですが)、このウェブサイトも気軽に若者が訪問できるものにしようということでしょう。
★ Connexions Card
(http://www.connexionscard.com/)
コネクションズカードやキャリア、学習等に関する情報提供のサイトです。サイトの配色が独特で、なんとも言えません。
コネクションズカードとは、16-19歳のイングランドの若者を対象にしたICカードです。指定の学習や、職業訓練、ボランティアなどに参加するとポイントがたまり、買い物等の際に安く買えたり、ただになったりするという、面白カードです。例えば、コネクションズカードの50ポイントと引き換えに、CD WOW!(ショッピングサイト)で販売されているCD、DVD、ゲームの価格が割り引きしてもらえるそうです。羨ましい!もちろん、これには若者の就学や就労を促す狙いがあります。それにしても、イギリスではここまでするんですね。
カードを持っている若者であれば、このサイトからログインすることができます。Wikipedia によりますと、ログインすると、今自分がどれだけのポイントがたまっているのか、そしてそのポイントでどんなもの(報酬)を「買う」ことができるのかを見ることができるんだそうです。私はログインできないので分かりませんが。
(http://en.wikipedia.org/wiki/Connexions)
★ Practitioners
(http://www.connexions.gov.uk/partnerships/)
コネクションズの政策に携わっている人たち、パーソナルアドバイザーに関するサイトです。コネクションズに関する報告書の類もここからリンクされています。
■ 他にも、コネクションズの公式サイトが47ある!
イギリスの検索エンジン Ask Jeeves (日本語版はAsk.jp)を使って、"Connexions" と検索してみますと、コネクションズをメインに扱ったお役所のウェブサイトが他にもたくさん見つかります。
★ Welcome to Connexions West Yorkshire
★ Connexions Cornwall and Devon - Home Page
★ Central London Connexions |
★ Connexions West of England
★ Wayahead Careers, the Careers website for West London, Connexions Oxfordshire and Connexions Richmond
…etc.
"West Yorkshire" や "Cornwall" などは、イギリスの地名です。
前回のコネクションズの記事の中でもお話しましたが、コネクションズはイングランドの47の地理上の区域を単位としてサービスが提供されています。その一つ一つの区域ごとにウェブサイトが設けられており、上はその例です(ですから、上のようなサイトは47あります。実際、数えました)。
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■ コネクションズ・まとめ
★ イングランドの全ての13〜19歳の若者に対するサポートサービス
★ パーソナルアドバイザーが若者をいろいろ手助け
★ 47の地方が単位
★ 学習、職業訓練、ボランティア等への参加を促すコネクションズカードも重要
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コネクションズは、調べれば調べるほど奥が深そうです。しかし、あまりこればかりに拘りすぎて、木を見て森を見ずのようになるとよくありませんので、今週と先週でとりあえず「コネクションズ総論」のお話を終えることにします。
来週以降は、コネクションズとはまた別の、イギリスのNEET政策や雇用政策等を見ていきたいと思っています。パーソナルアドバイザーやコネクションズカード、コネクションズの政策評価その他の「コネクションズ各論」は、また後ほどお話することにします。
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☆ イギリスNEET対策コネクションズ総論 1
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