ひきこもりの英語医学文献が増えている?

ここ2年ほどの間に、ひきこもりに関連する英語の医学文献の発表が増えているかもしれないと感じています(といっても、その数はごく少ないのですが)。

医学分野の学術文献データベース「PubMed」で Hikikmori と検索し、ひきこもりに関連する医学文献の数を調べてみました。PubMed は米国立医学図書館(U.S. National Library of Medicine)が提供するサービスで、世界の主な医学系雑誌等に掲載された文献をカバーしています。この分野では世界最大級の情報量です。特に英語の文献を検索するのに役立ちます。

検索したところ、ヒットした文献は17本でした。このうち8本は、日本の研究グループによるものです。この結果を文献が発表された年別にまとめると以下のようになります。

2001年以前 0本
2002年 1本
2003年 0本
2004年 0本
2005年 1本
2006年 0本
2007年 1本
2008年 2本
2009年 0本
2010年 5本
2011年 6本
2012年 1本

↓なお、実際の検索結果は以下の通りです。
検索結果新しいウィンドウで開く

児童精神医学が専門の Paul Ballas 氏は、WIREDに寄稿した記事(2011年4月21日に掲載)の中で、「引きこもりについて英語で書かれた新聞や雑誌の記事は、1990年代初めから数えて200本を超えるが、英語の科学論文は10本ほどしかない」と書いています(Ballas, 2011)。それを裏付ける数字です。

ご覧の通り、2010年と2011年に文献の数が急に増えています。なぜこのように増えているのか、その理由は私には分かりません。どこか特定の研究グループが集中的に論文を発表しているとか、そうしたことも特にないようです。

[文献]

◇ Ballas, P.(2011年4月25日)「日本の震災が『引きこもり』に与える影響」『WIRED』http://wired.jp/wv/2011/04/25/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%81%8C%E3%80%8C%E5%BC%95%E3%81%8D%E3%81%93%E3%82%82%E3%82%8A%E3%80%8D%E3%81%AB%E4%B8%8E%E3%81%88%E3%82%8B%E5%BD%B1%E9%9F%BF/

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